|
焙煎（ロースト）とは、生豆を火力により煎じることにより、
コーヒー独特の色（セピア）、芳香（アロマ）、風味（テイスト）を作り出す作業であり、
美味しくコーヒーを楽しむ為には、目的にあった焙煎（ロースト）を行うことが必要になります。
通常コーヒーの味の８〜９割は、この焙煎で決まってしまうと言われるほど重要な工程なのです。
焙煎度は８段階
焙煎の度合いは８段階に分けることができ、
浅いほうから「ライトロースト」、「シナモンロースト」、「ミディアムロースト」、「ハイロースト」、
「シティロースト」、「フルシティロースト」、「フレンチロースト」、「イタリアンロースト」と呼ばれています。
 |
    
|
炒り具合
|
カフェイン
|
味
|
段階
|
|
浅い
|
多い
|
酸味
|
ライトロースト
|
|
↑
|
↑
|
↑
|
シナモンロースト
|
| ・ |
・ |
・ |
ミディアムロースト
|
| ・ |
・ |
・ |
ハイロースト
|
| ・ |
・ |
・ |
シティロースト
|
| ・ |
・ |
・ |
フルシティロースト
|
|
↓
|
↓
|
↓
|
フレンチロースト
|
|
深い
|
少ない
|
苦味
|
イタリアンロースト
|
|
|
ライト・ロースト
適した淹れ方 ・ 官能試験用
外見の特徴 ・ 黄色がかった小麦色
味の特徴
少々生臭い香りがし、香りコクが薄いため一般に飲まれることはほとんどない。 |
|
シナモンロースト
適した淹れ方 ・ ブラックコーヒー アメリカンスタイルコーヒー
外見の特徴 ・ シナモン色
特徴
ポピュラーな浅煎りで、強い酸味とこうばしい香りが楽しめます。
ブルーマウンテンのような高品質の豆であるほど、
切れのある酸味が味わえます。
|
|
ミディアムロースト
適した淹れ方 ・ アメリカンコーヒー
外見の特徴 ・ 栗色の濃さ
特徴
まろやかな酸味に加え、コーヒーらしい香りと苦味が楽しめる。 |
|
ハイロースト
適した淹れ方 ・ レギュラーコーヒー
外見の特徴 ・ やや濃い茶褐色
特徴
酸味に程よく調和した苦みが出てくるようなバランスの取れたコーヒーが味わえる。 |
|
シティロースト
適した淹れ方 ・ レギュラーコーヒー
外見の特徴 ・ 深褐色
特徴
シティとはニューヨークシティからきたもの。最も基本的な炒り方で日本人向きです。
喫茶店や家庭などで最も需要の多いロースト。酸味より苦みが強く、やや焦げ臭い。 |
|
フルシティロースト
適した淹れ方 ・ アイスコーヒー
外見の特徴 ・ やや黒色
特徴
酸味がなくなり、焦げ臭さも強くなる。炭火焼コーヒーと同じ程度の焙煎度。 |
|
|
フレンチロースト
適した淹れ方 ・ カフェオレ等のミルクを使うアレンジコーヒー
外見の特徴 ・ 黒色に近い
特徴
フランス式。欧州スタイルでもあり、焙煎が強いので、脂肪が表面ににじみ出ている。
苦みがかなり強く、豆色は少し黒味を帯びてくる。 |
|
イタリアンロースト
適した淹れ方 ・ エスプレッソ
外見の特徴 ・ ほとんど黒色
特徴
苦味が相当強く、好きな人は苦味を味わえるロースト。豆の表面に油脂成分が浮いてくる。 |
|
|
